菩薩の部

准胝観音菩薩(七倶胝仏母観音菩薩)

七倶胝は広漠なる数の意。聡明、争い、治病などを祈願し、薄福悪業の衆生を愍念する広大無辺の徳を表す。この尊は如来部、観音部の両部に属し、出家、在家を問わず、飲酒、肉食、妻子あるを問わず、願を成就させる。造形は一面三目十二臂で、上醍醐寺の准胝観音座像(秘仏)と新薬師寺立像が有名。