チベット・モンゴル仏像の部

六字観音

観世音菩薩の真言を梵字で表わすと六文字になることから六字観音(シャッドアクシャリー観音)と呼ばれる。チベットでは六道輪廻の衆生を救済することから、この菩薩は、六字観音の真言(オーム・マニパドメ・フーム)と共にたいへん信仰された。 形は四臂で合掌形と共に右上に念珠、左上に蓮華をもっている。宝冠を戴き、頭頂仏として阿弥陀如来がいる。