金剛宝菩薩(雷電吼)

金剛宝菩薩は五菩薩の一つ。この五大菩薩の教説はないが、空海の密教的解釈からできたといわれる。密教では仏そのものを「自性輪身」といい、この仏が菩薩となって易しく法を説くことを「正法輪身」、仏に背く者を懲らしめ、烈しい怒りを表し救うのが「教令輪身」といわれる。よって、大日如来を中心とした「自性輪身」に相当する五智如来に対して、金剛波羅密菩薩を中心とした「正法輪身」に相当するものは五大菩薩、不動明王を中心とした「教令輪身」は五大明王と呼ばれる。