大権大師

大権修理菩薩の略称。禅宗で仏殿に安置する護法神。右手を額に持っていき遠望する姿勢で、帝王の服をつけている。もともと育王山(中国浙江省寧波市招宝山)にインドのアショカ王が舎利塔を建立した際、塔を護るため中国に渡ってきた護法神で、舎利塔から海を渡る人や、漁をする人を守っていた護塔の神といわれていたが、道元禅師が宋から帰国する際、ひそかに禅師に従い来朝し、正法守護に努めたといわれる。