不空羂索観音菩薩

鹿皮の袈裟を着するため鹿皮観音ともいう。観音菩薩の変化心にして、大悲の羂索をもって一切衆生を救護し、ことごとく誓願を空しからしめるため不空と名づける。世間の羂索(猟の道具)は鳥獣を索取するにあたりはずれがあるが、仏法の羂索は衆生を摂取するにあたり、あたらないものはない。つまり、大悲心で衆生を済度し、落とさないの意。造形は三目八臂像が多い。